フランスの地方:オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地方

2026年5月25日


前回に引き続き、今月も魅力あふれるフランスの地方をご案内します。今回ご紹介するのは、フランス南東部に位置し、第2の都市・リヨンを州都に持つ、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地方。実はこの地域圏は、2016年にオーヴェルニュとローヌ=アルプが合併してできた、比較的新しい地域です。アルプスの山々やオーヴェルニュ火山群、湖沼のような豊かな自然にも恵まれており、こうした都市景観が、この地域の大きな特色となっています。


まず、この地域を代表する都市・リヨンは、ローヌ川とソーヌ川の合流点に位置しています。リヨン旧市街地(Vieux Lyon)、そして街を代表する存在であるフルヴィエール・ノートルダム大聖堂は、1998年に世界文化遺産に登録されました。今もなおリヨンは、この卓越した建築遺産を大切に保存し続けています。また、みなさまご存じの通り美食の都のうちのひとつとして知られており、ポール・ボキューズをはじめとする数多くの名シェフを輩出してきました。「ブション」と呼ばれる伝統的なレストランでは、ロゼットやクネルなど、リヨンのスペシャリティを味わうことができます。さらに、この地方は、オーヴェルニュやサヴォワのチーズ、コート・デュ・ローヌやボジョレーのワインでも有名で、それぞれの地域の自然や伝統を活かした、フランスらしい食文化を体験するのにぴったりです。


リヨンの東側には、西ヨーロッパ最高峰のモンブランをはじめとするアルプスの山々が広がり、夏にはオクシタニー地方と同様に登山やハイキングに、冬にはシャモニーを中心としたスキーリゾートに多くの観光客が訪れます。また、レマン湖やアヌシー湖など、スイスにほど近いエリアに広がる透き通った湖も、この地域を象徴する美しい風景のひとつ。一方、西側には、火山地帯が広がっており、景色は一変します。ピュイ・ド・ドームを含む一帯は、世界遺産にもなっています。アルプスとはまた異なる表情をもつ自然を発見することができますね。


このように、歴史、美食、自然といった多様な魅力を持ち、国内外から多くの人々を惹きつけているオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地方。パリからTGVで約2時間とアクセスも良いため、是非、次回のフランス旅行の際に訪れてみてはいかがでしょうか。

出典:Atlas Culture, Fiche région Auvergne-Rhône-Alpes,https://atlasculture.fr/fiches-regions/1,(consulté le 8 mai 2026)

Ministère de la Culture, 5 minutes pour tout savoir sur les bouchons lyonnais, https://www.france.fr/fr/article/bouchons-lyonnais-art-vivre/, (consulté le 8 mai 2026)

Ministère de la Culture, Destination Lyon, https://www.france.fr/ja/destination/lyon/, (consulté le 8 mai 2026)

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