La Chandeleur(ラ・シャンドルール)

2026年2月13日

まだまだ寒い2月のはじめ、日本では立春の行事、「節分」がありますね。これからはじまる春に向けて悪運を払って幸福を呼ぶため、豆をまき、鬼を追い払います。そして福を逃さないように恵方巻を食べて過ごすというのが、一般的です。

そんな節分とちょうど同じ時期である2月2日、フランスにも「La Chandeleur(ラ・シャンドルール)」という伝統的な立春イベントがあることを、皆さんはご存じですか?

まずはシャンドルールの起源を一緒に見てみましょう。

シャンドルールは、日本語では「聖燭祭」または「主の奉献の祝日」といわれます。クリスマスからちょうど40日後にあたるこの日は、聖母マリアとヨセフがイエスキリストをエルサレム神殿に連れていったことをお祝いする、キリスト教の祝日なのです。聖母マリアはここで潔めを受け、イエスを神にささげました。

フランス語の「シャンドルール」は「Chandelle(シャンドル)=ろうそく」が語源となっていて、別名「キャンドルの日」とも呼ばれています。実はそのはじまりはもっと遡ってローマ時代、一晩中ろうそくを焚いてローマの街を歩き回る「ろうそく祭り」という、異教のお祭りにありました。それが5世紀の終わりごろ、教皇ゲラシウス1世によってキリスト教の行事になったのです。そしてこれまでの風習に従い、信者が決まった方法でろうそくを持って行列する日となりました。

しかし今日、この「シャンドルール」はろうそくのお祭りというよりも、「クレープのお祭り」として親しまれています。なぜキャンドルのお祭りがクレープのお祭りになったのでしょうか?「丸くて金色のクレープが輝く太陽のように見えるから」など、様々な説があります。シャンドルールは、春の訪れを予感させる、光のお祭りでもあるのです。

さらに、左手にコインを、右手でフライパンを持ってきれいにクレープをひっくり返せると、幸運な一年を過ごせるという言い伝えもあります。

ぜひ皆さんも、おいしいクレープと一緒に春の到来をお祝いしませんか?

シェア

もっと読む

新しい年の始まりである1月。新たな息吹とともに、フランス流のエレガンスを感じさせてくれる芸術—それこそがバレエです。
本日のボンジュール・フランスは、神楽坂にあるパティスリー「ル・コワンヴェール」のシェフパティシエ、パトリック・ルメルさんをご紹介します。
ベルナール・ロワゾー・グループ6店舗目となる飯田橋「ロワゾー・ド・フランス」のシェフ、ブランシュ・ロワゾー。彼女へのインタビュー記事です。
2017年の音楽界の新星、ジュリエット・アルマネとは?2018年ボンジュール フランスとの企画イベントにジュリエット・アルマネが登場しました。
フランスのガストロノミー界において伝説ともなっている三つ星フランス人シェフ、ピエール・ガニェールに日本で学んだことについて伺いました。
フランス人の造形作家ニコラ・ルフーヴルに日本の伝統と技術から受けた影響について話を伺いました。

見逃したくないですか?

ボンジュール・フランスのニュースレターに登録して、イベント情報を先取りしましょう。